スリランカ日本教育文化センター(SNECC)が行う医療サービスを見学してからは、車でSNECCの本部にもどって少し休憩すると、いよいよ今回のスリランカ訪問の最も大切な目的である、SNCC創立30数年記念式典と物故者追悼法要が奉修されました。式場までは、行列を作って進みます。行列には音楽を演奏する人たちや、供華を持った子どもたち、様々な人がいました。その行列に先導されて会場の席につくと、法会が始まりました。
会場となった平和記念堂は、池のまん中に浮かぶように建っています。日も落ちて、まわりを水に囲まれた平和記念堂は、それほど熱くないはずですが、参列しているとじっとしているだけなのに、汗が滝のように流れ落ちます。さすがに赤道直下だと思いました。それでも、前に訪れたときよりは蒸し暑さがましだったように思います。2月は暑さがましだということを聞きました。前に訪れたのは5月で、雨が多く湿度が高く、蒸し暑かったのを覚えています。
長い読経とお説法が終わる頃には、汗だくになっていました。けれども第1部が終わっただけで、そのまま会場を変えて第2部の追悼法要が行われました。こちらも長ーい読経と、押せ法が続きます。スリランカは人たちはみんな敬虔なのでしょう。法会はどれも長いものです。
後で聞いた話しですが、参列した人たちのために、約1000人分の夕食が、お供養として用意されていたそうです。多くの人の喜びのために、様々な努力をしていらっしゃる姿勢に感銘を受けました。
長い法会が終わってホッと一息ついたら、荷物をまとめて空港へ。夜中の1時過ぎにはバンコクへ向かって飛び立ちました。バンコクでの待ち時間は往路より短かく5時間弱、バンコクから関西へは、予定よりも早く着き、私の弾丸ツアーも終了です。
短い訪問でしたが、いろいろなことを学ばせていただいたスリランカへの旅でした。