先日、高校生の長男が学校の帰りに京都駅ビルに行ったら、すごいレゴブロックがあったと写真を見せてくれました。それは、レゴブロックで作った京都駅ビルでした。写真で見てもかなり精緻に作られている様子がわかり、とても見に行きたくなりました。
調べてみると駅ビルだけではなく、レゴブロックに関するイベントが行われていたので、レゴブロックが大好きな三男と一緒に見に行くことにしました。観光客でごったがえす京都駅ビルの5カ所でそれぞれ趣向のちがうイベントが行われていました。私が一番見たかったのはレゴで作った駅ビルです。レゴブロックと「京都駅ビルのヒストリー」という会場に駅ビルモデルはありました。そういえば、ラジオで京都駅ビル開業15周年といっていたので、それにまつわるイベントだったのだと思います。
初代駅舎の写真と解説
京都駅は明治10年(1877)に初代駅舎が作られ、大正3年(1914)に2代目が、昭和26年(1952年)に3代目、そして平成9年(1997)に現在の4代目の駅舎が開業したという京都駅の歴史が当時の写真とともに解説されていて、その写真をレゴブロックで作った展示もあり、興味を引かれました。
現在の京都駅ビルを建設するにあたっての設計案を選ぶのははコンペ方式で行われ、原広司さんの案が採用されましたそうですが、その規模の大きさと斬新なデザインのため、賛成反対の議論が繰り広げられていたのを思い出します。あれから15年にもなるのです。
レゴブロックで作った初代駅舎の写真
議論はありましたが、この京都駅ビルを皮切りにこのエリアに様々な商業施設ができたりして、いまではたくさんの人がこのエリアに集まるようになったと思います。以前は四条河原町辺りが一番の繁華街だたのですが、京都駅周辺もひとつのエリアになり成長しました。駅という性格上、観光やビジネスで京都を訪れる人たちが利用するのはもちろんですが、京都駅周辺に様々な目的を持って訪れる京都の人も増えていると思います。
確かにレゴブロックでできています
町もその時々に応じて姿を変えてゆきます。京都は歴史があり、たくさんの古いものや文化が残っている土地ですが、同時に新しいものをどんどん取り入れ、生み出すことも多い町です。歴史に学び、変えてはいけないところはしっかりと守り、変えるべきところは変えてゆく、そのことをしっかりとやっていないと、待っているのは衰退のみです。
保育だって、子どもを育てるってどういうことなのか。ということから人が育つ上で根本的に大切なことに根ざし、そして最新の研究成果などを活かして変えるべきところは変えてゆく必要があります。