多くの方々に支えていただいて保育させていただくことができる。本当にありがたいことです。それなにのに、ついつい自分がやっていると思い込んでしまいがちです。気をつけなくてはなりません。
いつも子どもたちのことを気にかけていてくださるお寺のご信徒の方がたくさんいらっしゃいます。毎年、いちごがり、いもほり、大根の収穫など子どもたちのために畑を耕し、作物の世話をしてくださっている方、鞍馬に来るたびに園を様子を見に来てくださる方などなど・・・
ある方から、子どもたちにステキな絵本のプレゼントをいただきました。世界に2冊だけしかない、手作りの絵本です。もちろんストーリーもオリジナルで、「つね吉」という子狐が保育園に行くというお話しです。当園そっくりの保育園が「お山の保育園」という名前で出てきますし、絵の中にもどこかで見たこと名ある景色、鞍馬の山やお寺の境内、当園の行事そっくりの行事、お泊まり保育、節分のまめまき、お寺の貫主様と一緒にお参りしていただく観音様のお参りなど、園児達が常日頃経験していることが絵にあらわされています。
そんなステキな絵本を作っていただける。それだけでも、感動的です。手作りは、ストーリー、挿絵だけにとどまりません。印刷から製本、装丁までご自身で行われたそうです。随分苦労されたのではないかと思います。そんなにも、保育園のこと、園児のことを考えてくださって本当に感動的です。
その絵本を読もうと手に取ったら、どこか温かいものが伝わってきたのはのは、表紙が布製だったからだけではないと思います。ありがとうございます。