園長ブログ

卒園式 4

2015/03/22

卒園の記念として、保護者の皆様からは体重計を、子どもたちからは「たべものちず」の額縁をいただきました。卒園児と保護差のみなさまが心を込めて作ってくださり、ありがたい限りです。

保育園から子どもたちには卒園アルバムが送られました。当園の卒園アルバムは、年長児の担当者が自分の思うように構成して良いことにしています。シンプルにスッキリと仕上げる先生もいれば、とても凝って作る先生もいます。今年の担当の先生は、とっても凝って作っていました。構成があまりにも複雑で、どういう構成になっているのか、すぐには理解できなかったほどです。

ひとりひとりの写真はもちろんのこと、友だちとの写真や、友だちばかりが写っている写真も取り入れていたようでした。本人だけではなく、友だちと関わっている写真、子どもどうしのつながりが感じられる写真を入れたかったそうです。時がたってアルバムを見返したときに、「あー!○○くんっていたねー!とってもやさしかったねー!」「そういえばおとまり保育の時、みんなえながしそうめんしたのがたのしかったな」なんてことを思い出してくれれば、うれしいという想いで構成したそうです。

限られたページに、たくさんの写真を入れるために、Lサイズの半分の大きさでプリントするなど、随分工夫していたようです。もらう方はもちろんうれしいし、作る方も苦労も多いけどうれしい。そんな卒園アルバムができあがったのではないでしょうか。

卒園式 3

2015/03/21

当園の卒園式では、記念品を保護者や卒園児さんから園にいただいたり、園やお寺から卒園児さんに差し上げたりということも行います。保護者のみなさまからは、子どもたちの体重を量るための体重計をいただきましたし、卒園児さんたちは、「たべのちず」の額縁を保護者の皆さんと一緒に作ってくれました。

たべものちずというのは、昼食やおやつで使う食材の産地情報を地図上で表すようにしたもので、ホワイトボードに日本地図があって、その日に使う食材のイラストカードをくっつけてゆくので、食育の一環として取り組んでいます。そのホワイトボードの周りにいろいろとかわいらしい飾り付けをした額縁を作ってくださったのです。保護者の皆様がお忙しいなか時間をやりくりして、園にいらして、子どもたちと一緒に作ってくださいました。手間もかかるし時間もかかるのに、一生懸命に作ってくださいました。卒園児さんたちと保護者の皆様の心がこもったステキな額縁ができあがりました。

卒園式にどうやってその額縁を飾ろうかと、前日の夕方保護者の皆様が苦心していらっしゃいました。保育士の先生が、イーゼルのようなパネルシアターのスタンドを持って来て、解決。担当のの子どもたちが、運べるようになりました。みんなで知恵を出し合えば、できるんですね。

たべものちずにステキな額縁が

卒園式 2

2015/03/20

卒園証書をひとりひとりに渡してから、卒園児たちにおめでとうを言っていたら、子どもたちひとりひとりと過ごした時間が、思い出されました。私が子どもたちと関わる時間はとても短いのですが、つい先日、園庭でやきいもを焼いて食べたことや、滋賀県まで大根の収穫に行った日のことが思い出されました。

いつも、子どもたちはすばらし姿を見せてくれます。きっと大丈夫!と信じて、見守って待っていると、子どもは、とってもステキな姿を見せてくれます。でも、こちらのこころに余裕がないと、つい自分の思うとおりに子どもを動かそうとしてしまいます。だからこそ、自分の心にいつも余裕を持っていたいものですし、いつもそういられるるように、自分の心を見つめていたいものです。

そんなことを考えると、この子たちが園にいる間、この子たちの最善の利益をどれだけ保証できたのだろうか?という思いが、湧き上がってきます。もちろん、完璧に全てを満たすことができたわけではないと思いますが、努力はしてきたつもりです。

子どもたちは、どう感じて卒園してゆくのでしょうか?

卒園式 1

2015/03/19

今年も卒園の季節がやってきました.。式の何日か前に練習に参加しましたが、卒園児ひとりひとりが保育園との別れを惜しむかのように、心を込めて言葉を述べ、歌を歌っている姿を見て、改めて大きくなったなーと思いました。

卒園式当日、卒園児たちは歓びと緊張の入り交じった、ちょっと複雑な、でも清々しい顔で開式を待っていました。「卒園おめでとう」と声をかけると、はにかみながら「ありがとう」のことばがかえってきました。

約40名の在園児、約50名の保護者を迎えて、卒園式が始まりました。拍手に迎えられて入場する15名の卒園児たち、みんなとても凛々しく大きく見えます。

卒園証書の授与では、堂々と卒園証書を受け取る子。卒園証書を読んでいる間、ずっと私の顔を見つめている子、恥ずかしそうな子、様々です。どの子も目が合った瞬間、その瞳がキラキラしている事には変わりありません。卒園証書を受け取る子どもたちのステキさ!これを味わえるのは園長の特権かもしれませんね!ありがとうございます。

小さなメロン

2014/07/29

手間暇かけて育てられるモリヤマメロンですが、1株に1つか2つだけ実を残して他の実を摘み取る摘果という作業があります。摘果された小さなメロンは、どうなるのでしょうか?以前は処分されていたどうですが、今は活用方法がいろいろと考えられていると聞いたことがあります。

摘果された小さなメロンをいただいたことがあります。そのまま食べてもまだ若すぎてメロンの味はしません。調理の先生に、何かに使えるかどうか相談したところ、スープの具にしてくれました。味はあまりありませんが、薄緑色がきれいで、ほどよい硬さに煮てくれたので、おいしくいただくことができました。

普段から、食材を無駄なく使い切ろう。食材のいのちを活かそうと考えてくれている調理の先生方に感謝です。
他にも、酢の物、煮物、漬け物など様々に調理できそうです。摘果されたメロンのいのちが活かされるといいと思いました。

手間暇かけて

2014/07/28

モリヤマメロンをよくいただきますが、いつもは、「おいしい!」と食べているだけですが、モリヤマメロンについて調べていたら、JAおうみ冨士のホームページに「モリヤマメロンができるまで」というページがありました。

モリヤマメロンを育てるには、まず種まきをして、双葉が出ると接木をしてから畑に植えるそうです。接木をするのはつる割れ病という病気を予防するためです。つる割れ病の原因は土壌に原因菌が発生することにより起こるそうで、つる割れ病に強い台木に接木をすることで、予防ができるとあります。

接木をしてから1カ月ほどして、ようやくビニールハウスの中に植え、成長する途中で不用なわき芽やつるをとったり、株を紐でつり上げたり、ハウスの中の温湿度管理などとても手間がかかりそうです。

そして、花が咲くとミツバチによって交配を行います。人工授粉もできるそうですが、「ミツバチに手伝ってもらう方が安定して良いメロンができる」とありました。人間が手を出すよりも自然の共生関係に任せる方がうまく行くのでしょうか。

しばらくすると実がなるそうですが、アムスメロンは1株につき2玉、アールスメロンは1株1玉しか着果させないので、他の実は摘み取る(摘果)するそうです。そうして、種まきから120日ほど手間暇をかけて出荷できるようになるのですね。

メロンの種を蒔いたことがありましたが、種を蒔くだけて放置しておいてはうまく育つはずがありませんね。

モリヤマメロン

2014/07/27

お寺のご信徒に、いつもおいしい野菜をたくさんお供えしてくださる方がいらっしゃいます。よく保育園にもお下がりをいただいて、給食に使わせていただいたり、皆さんに分けさせていただいたりしています。この方は、滋賀県守山市で園児たちがおいもほりでお世話になっている畑を耕してくださっている方です。

守山ではJAおうみ富士モリヤマメロン部会というところが「モリヤマメロン」というブランドでメロンを栽培していて、特産品になっています。30年ほど前からメロン栽培を始め、今ではアールスメロン、アムスメロンをはじめ他の品種も栽培されているそうです。10年ほど前だったでしょうか、私がモリヤマメロンをはじめて知ったときには、そんなに前から栽培されているとは知りませんでした。モリヤマメロンはとてもおいしく、価格もリーズナブルなので、人気が高くようです。

そんな貴重なモリヤマメロンをたくさんいただくこともあります。本当にありがたいことです。

手を洗う 3

2014/07/26

楽しく手を洗おうの会(勝手に名前をつけちゃいました)での私の役割は、汚れに見立てた墨汁を手につけてから、丁寧に手を洗う役割でした。私が墨汁で真っ黒になった手を洗い始めると、「歌で応援してあげて!」との先生のことばがけに子どもたちは、手洗いの歌で応援してくれました。子どもたちの応援を得て、丁寧に洗ったら、墨汁が洗い落とせて、かなりきれいになりました。簡単にさっと洗った先生の手と比べてみると、違いは一目瞭然。子どもたちは、「全然違う!」と納得していたようです。

子どもたちが丁寧に手を洗う事ができるように,、どうすれば子どもたちが楽しく、手を洗おう!って思えるか、先生方が工夫して考えてくれました。それを形にして、子どもたちに示すときにできるだけ子どもにわかりやすい、子どもが納得しやすい方法で行えると良いと思います。そのために必要であれば、だれがどう手伝ってもいいというより、できるかぎりみんなで応援する方が良いのです。

もちろん手洗いに限ったことではありません。みんなが、やりたい!こうしよう!っておもったことができるだけ良い形で実現できるように応援してゆきたいです。

手を洗う 2

2014/07/25

イラストと歌を使って楽しく手洗いを学ぶ。それは担当の先生方が昨年度考えて形にしてくれました。子どもたちに示してくださったときには、子どもたちはとても喜んで手を洗っていました。「園長先生知ってる?手はこうして洗うんだよ!」と何人もの子が教えてくれました。

今年度に入って、子どもたちがもう一度手を洗うことを楽しむためには、どうすれば良いか。担当の先生方が改めて考えたようです。

丁寧に洗うのと簡単に洗うのでは、どのくらい汚れの落ち方がちがうのか、見えるようにしてくらべてみると、子どもたちにはわかりやすいだろうと考えたようです。

手に墨汁をつけてから手を洗い、簡単にさっと洗うのと、丁寧に洗うのとでは、汚れの残り方がどれくらいちがうのか、子どもたちが見て比べられるようにしたいという企画でした。

見比べるためには、簡単にさっと洗う人、丁寧に洗う人の2人がいて、汚れの落ち具合を同時に比べた方がわかりやすいはずです。でも、その日はたまたまスタッフの人数が少なく、急遽、私も手伝うことになりました。

手を洗う 1

2014/07/24

手洗いとうがいは、様々な感染症の予防に役立つと言われていますし、子どもたちにも手洗いの方法は知っていてほしいと思っています。かといって、何が何でもどんなときでも、徹底的に手を洗いなさい!と強く言っているわけではありません。まして、頻繁に消毒薬を使うのは、肌にいる常在菌にも肌自体にもダメージをあたえてしまうので、できるだけ避けたいと思っています。ただ、どんな方法で洗うと洗い残しができずに手がきれいになるか、その方法を子どもたちに伝えておく必要はあるでしょう。

どうしたら、子どもたちが手洗いの方法を学べるのか、担当の先生方が考えてくれました。家族で行った旅行先で、ヒントになりそうな事例を見つけてきてくれた先生もいました。その気になれば、いつでもどこにでもヒントはあるのかもしれません。必要なのは、それをつかみ取る心なのでしょうね。

担当の先生たちは、しっかりと手を洗う方法をいろいろと調べて、子どもたちがわかりやすいイラストにして示してくれました。洗う箇所は、手のひら、手の甲、指の間、指先、親指、手首です。イラストを見ながら洗うと良いのですが、歌にして、歌いながら洗うともっと楽しいし、洗う箇所も覚えられるし、一定の時間洗うことにもなる。それなら、歌にしようということになって、子どもたちの良く知っている「キラキラ星」の曲にのせて歌いながら洗うことにしてくれました。

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