端午の節句のお祝いの日、私は午前中に出かけないといけない用事があったので、園を留守にしていました。ですから、保育の中でどんな楽しみ方をしていたのか実際には見る事はできなかったのですが、園庭に製作などをはじめとしたコーナーがいくつかできて、子どもたちは好きに選んで遊び、楽しく過ごしたようです。
午前中の保育が終わって昼食の時間が近づいて来ました。私は出先で、昼食の時間が気になって仕方なかったのです。もちろんおいしいごはんを早く食べたいというのもあったのですが、お膳を列べたりして準備を手伝い、私の席を用意してくれた5歳児のSちゃんが、きっと待っててくれているのだろうなーと思ったからです。気になってしょうがなかったので、用事を途中で切り上げて、昼食に間に合うようにと急いで園にもどりました。
昼食会場になっている2階に行くと、私が選んだ座布団を敷いて、私の席が用意してありました。お膳の上にはお料理も列べられています。そして、私の隣の席には5歳児のSちゃんが座っていました。「席を用意してくれてありがとう」というと、Sちゃんはニコッとほほえんでくれました。
後で保育士の先生が話してくれたのですが、先生が「園長先生が来てくれて良かったね」とSちゃんに言うと、とてもうれしそうにしてくれていたそうです。その話を聞いて、食事に遅れなくて良かった。としみじみと思いました。
Sちゃんどうもありがとう。