8月も下旬になりましたが、京都地方衣装代発表の京都府高温注意情報というメールが今朝届いていました。「気温が35度以上になるところがあるので熱中症などに注意してください。」という内容です。
確かに日中はまだまだ暑い日が続きます。しかし夜になると、空気が全く変わります。夜半過ぎに涼しすぎて目を覚ましてしまいました。窓を全開で寝ていたのです。時計を見ると午前2時半でした。まだ少し寝られると思うと、起きて窓を閉めるのが面倒になって布団をかぶり直しました。
まだまだ暑いと思っていても、季節は少しずつ動き、秋が近づいて来ているのですね。そう思って、自然を見てみるといろいろな変化があります。
園の前にある百日紅がようやく咲き始めました。町中ではとっくに咲いているのですが、この辺りは少し遅いようです。これは秋の気配というより、夏の名残という感じでしょうか。
先月はまだ小さかった栗の実も随分立派になりましたし、やわらかいピンクの花から甘い香りを漂わせていたネムノキも種をつけていました。
蜘蛛たちも懸命に巣を作っています。ちょうど昇ってきた朝日に照らされて、蜘蛛の巣が黄金色に光ります。極楽の蜘蛛は蓮の葉に銀色の糸をかけるそうですが、娑婆世界の蜘蛛の糸は金色に輝いて見えました。朝の光のおかげですね。
山の杉木立も生まれたての朝に光に照らされています。陰影が強くなったのは光が斜めになってきたからでしょうか。こんなところにも、秋が感じられる早朝でした。日中は、また夏が戻ってくるのでしょうね。