園長ブログ

暑さ

2012/08/17

暑さが続きます。とはいっても、町の中に比べると鞍馬はとても涼しいと思います。

というのも、先日こんな体験をしました。家族が体調を崩したので病院に連れて行ったのですが、病院の玄関から駐車場までほんの200メートル足らずにもかかわらず、シャトルバスが運行されていました。4歳の三男と「これくらいなら歩いていけるのにね。」などと言いながら歩いたのですが、駐車場に近づく頃には照りつける日射しがジリジリと熱いうえにアスファルトの照り返しも加わって、ホントにアツイ!と感じました。子どもはさっさと日陰を見つけて避難していました。体調の良くない人はシャトルバスを使ったのが良いというのも納得できました。

日差しの強さは都会でも田舎でも変わらないはずなのに、これだけ暑く感じるのはアスファルトやコンクリートまたはエアコンの室外機などの影響でしょうか。この病院は山の麓にあって周りにも木がたくさんあるのですが・・・

これは、全く感覚的なものですが、昔に比べて日差しが強くなったような気がします。ジリジリと焼ける感じが強くなったように思うのです。オゾン層が薄くなって地上に降り注ぐ紫外線の量が増えたのではないかと思ってしまいます。

暑さといえば心配されるのが熱中症です。近年、熱中症にかかる人が多く、予防や対策に十分な注意を払う必要があります。特に乳幼児や高齢者は重篤な症状に陥りやすいので、十分な注意が必要です。

近年熱中症にかかる人の数が増えているようです。気温の高い日が増えたことが、一番の原因だと思います。確かに尋常ではない暑さになっている日や場所があります。

知り合いの中学生が3年生になったので部活動を終えて、高校受験に備えて塾に通いだしたそうです。塾は勉強がはかどるようにエアコンを使って快適な温湿度にしてあります。勉強はよくできるそうですが、自宅に帰ってエアコンのスイッチが入っていないと暑くて暑くて仕方がないと感じるようになったそうです。頭痛や吐き気、脱力感など、軽い熱中症と思われる症状も現れたそうです。「ついこの間までは、炎天下で部活動をしていても何ともなかったのに、どういうことだろう。」とご両親は不思議がっておられました。

そんなはなしを聞いて、熱中症の増加は、気温の高い日が多くなったことが大きな原因ですが、もしかすると人間の体温調節をはじめとした気温の変化に対応する能力が低くなってきているのかもしれないと思いました。

だからといって、暑さを我慢しろというつもりは全くありません。それこそ熱中症になってしまったら大変です。

私たちの価値観や、そこから生まれる生活の基本的なことをもう一度ふり返ってみる必要がある気がします。

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