8月24日、鞍馬の各町内でも地蔵盆が行われました。それぞれの町内に伝統的に伝わる方法でお地蔵様をおまつりし、いろいろな催し物も行われます。午前中に園の年長児たちが近くの町内のお地蔵様にお参りに行きました。般若心経とお地蔵様のご真言を唱えてきたそうです。私は同行しませんでしたが、大きな声で唱えている姿が目に浮かびます。
各町内ではそれぞれに工夫を凝らして時間ごとに、たこやき、焼きとうもろこし、かき氷、大人用に生ビールなどの食べ物の提供をはじめ、福引き、ビンゴゲーム、金魚すくい、大学生サークルによる人形劇などをされているところもあります。そして夕方には地蔵寺のご住職によるお参りがあり、数珠繰りをされているところもあります。普通、子どもたちは自分の所属する町内で楽しむそうですが、鞍馬では各町で少しずつ催し物の時間がずらしてあり、子どもたちは各町内を巡っていろいろな催し物や飲食を楽しんでいます。
鞍馬地区にとって少子高齢化は大きな問題です。小学校の児童数も減少し、地域をあげて対策に取り組んでいらっしゃいます。ですから、普段は子どもの姿はあまり見ないのですが、地蔵盆にはたくさんの子どもたちが参加しています。親戚の子どもさんなどが地蔵盆を楽しむために集まっていらっしゃるのだそうです。
子どもたちが賑やかに楽しそうにしているのを見て、せめてこの半分でも鞍馬にいてくれると良いのにと思ってしまいました。