園長ブログ

2012/07/23

  苗を植え付ける前の畑

畑で野菜を育てることに挑戦していますが、まず今年は種を取ることが目的です。種が取れたら来年植えて、また種を取ります。そうして3世代くらい繰り返していると、だんだんとその土地の作物になってくるそうです。様々な条件が植物の発育に影響しますが、それは場所によって違うはずです。土壌はもちろん気温の変化や雨の降り方、日照から、どんな虫がいるのかまで、あらゆることが土地によって違うはずなので、世代を重ねると、その土地の特性に応じた植物になってゆくのだと思います。そうして何年かすると、鞍馬山保育園の種になるので、それを絶やすことなく育てるのです。

トウモロコシを植えてみました

考えてみれば昔はそうして、毎年種を取って翌年も植え、また種を取ることをずっと繰り返してきたのです。そうして、先人がずっと作物のいのちを受け継いで来たのですね。特に大豆は1年を超えると発芽はしなくなるそうなので、毎年植えないと絶えてしまうと聞きました。

でも、種を取るだけではつまらないですよね。やはり少しは食べたいと思います。

さて、何種類かの作物を植えましたが、大豆は畑の至る所に植えました。

ちょっと元気のない茄子

マメ科の植物は空気中の窒素をとりこみ、植物が肥料として利用できる科学的形態に変えます。これを窒素固定というそうです。正確には大豆と共生する根粒菌が働いているようです。大豆を植えることで土壌が肥沃になるのだそうです。
また、大豆とトマトは交互にトマト、大豆、トマト、大豆と植えました。トマトは水が多すぎることを嫌いますが、大豆は水を吸収しやすいそうです。植物はお互いに助け合うのですね。他に植えたのは、トウモロコシと茄子です。元気に大きくなってくれると良いと思います。

スクロール