7月15日の早朝、ゴーという雨の音と雷鳴で目が覚めたのは、午前4時過ぎ。崖が崩れたり川が氾濫していないかなと少し心配になりましたが、そのまましばらくうとうとしてしまい、もう一度目覚めたのは5時前、依然としてものすごい音を立てて雨が降っています。ずっとこの勢いで降り続いているのなら、ちょっと危ないかもしれないと思い、起きて外を見てみると、少し先もかすんでしまうほどの豪雨です。夕立のように短時間ならこんな降り方もあるかもしれませんが、長い時間降り続くのは珍しくちょっと心配になりました。
まずは室内から見える範囲で異常が無いか確認してみたら、いつもは少し水が流れている谷から大量の水が出ていて、かなりの量の土砂も一緒に押し流されてきていました。別の谷川は溢れるまではいきませんが、大量の濁流が暴れていて、時々大きな石がゴンゴンと音を立てて流されてゆきます。雨の勢いは衰える気配はありません。園の裏山をはじめ、山の中で土砂崩れが起こっていないか心配になりましたが、外にでるのは危険だと思ってしばらく様子を見ていました。6時前になって雨が小降りになったので外に出てみると、被害は谷筋の土砂崩れくらいで、一安心。
京都府から記録的短時間大雨情報、指定河川洪水予報(鴨川・高野川)、土砂災害警戒情報などのメールがどんどん入ってきます。部活があるといって出かけた中学生の次男が戻ってきて、電車が動いていないので送って欲しいといいます。叡山電車が土砂崩れか何かで不通になっているようです。
車で出かけてみると、いたるところで土砂が道路に流れ出ていて、鞍馬街道も一部で冠水しています。消防分団の方々が土砂を取り除いてくださっていました。国際会館方面へ行く道路も冠水していて通行止めです。
今朝の京都新聞の朝刊一面の豪雨被害の記事には「左京区鞍馬では6時までの1時間に91ミリ」「叡山電車が鞍馬二軒茶屋感で土砂崩れのため運転を取りやめ」と出ていました。
それにしても、急峻な山に囲まれた鞍馬でこの程度の被害ですんだことは幸いだったと思います。京都市内でも北区では川の氾濫により、住宅地が冠水したところもあったようです。九州ではもっと大きな被害が出ているようで、被害に遭われた方々には、お見舞いの気持ちでいっぱいです。
私は実際の被害に遭ったわけではありませんが、激しい雨の降り方だけでもかなり不安になったので、実際に被害に遭われた方の恐怖と不安はどれほどのものだろうと思います。