木が少しでも水を上げることができればと、短く切り分けて水につけられました。ちょうど、切り分けるところを見ていたのもあって、その後どうなるのかがとても気になりました。見に行けないときにお寺の人にどうなったかを聞いたら、なんと1日に1センチ近く葉が伸びているということでした。本当に驚きです。どんどん葉が茂ってきて、小さな一本の木のようになってきます。
一本の木でも末の方と元の方ではずいぶん違います。根元に近い部分ほどよく水を吸い上げ、上側の切り口が湿っていましたし、葉がたくさん出ているのは末の方です。
水に浸かっている部分から根が出てきて、土に植えもどせると良いなと思っていますが、それは少し無理かもしれません。
それにしてもものすごい生命力です。自然に生きているものは強いのかもしれません。子どもは木ではありませんが、ものすごい生命力を持って、自ら最も良く育つように生きているような気がします。それが最大限に発揮できるよう、大人は、ほどよい距離感で子どもたちを見守ってゆけると良いと思います。