園の近くの石垣にはユキノシタの白く小さな花がたくさん咲いています。ひとつひとつの花はとても小さく可憐なのですが、たくさん集まると毛足の長い白いじゅうたんをしきつめたようになっています。
少し前にはグミの実がたくさんできたので、赤く色づくのを待っていたら、いつの間にか実がなくなっていました。どうしたのかと思ったら、少し前に猿が来て食べてしまったのとのことでした。
園庭にあるので、ちょうど摘んで食べることができると楽しみにしていたのですが、残念です。食べられたといえば、0・1歳児担当の保育士がプランターにキュウリを植えて育てています。一時元気がないと思っていたら、うどんこ病にかかっていたようでした。たまたまいらした農家の方にアドバイスを頂いて土を替えて、薄めた酢で消毒すると良い教えてもらって、元気を取り戻したのですが、実がある程度大きくなると、いつのまにかなくなってしまうのです。収穫したのかと思って聴いてみると、そうではないというので、
夜の間に何者かにやられているのだと思います。園庭にあるびわの木にもたくさん実が付いて、保育士がそのうちのいくつかに袋をかけて大切にしていたのですが、日が変わるたびに実が減ってゆくことが続いています。木の下には皮と種だけをきれいに残して食べたあとがあり、何者かが夜の間に食べているのだと思います。ハクビシンの仕業だという人もいますが、定かではありません。
人間の思うようにならないのが自然なのかもしれません。