子どもたちがしっかりと五感を使うようにするためには様々な機会を提供する方法があります。今回のように田植えの機会を利用して、泥の触感を楽しむということもそうです。片方で、常に触れることのできる環境を用意しておくということも考えられます。さすがに泥の感触は無理ですが、様々な触感を感じることのできるものを常に触れられるように用意しておくと良いのです。保育は、大人が教え込むものではなく子どもたちが環境を通して学び、自ら育ってゆくことこそが大切です。環境を適切に用意し、大人は見守れば、子どもは自ら育ってゆくのです。 とみんなで簡易苗代を小さな田んぼに運び、株を小分けにして田んぼに植えてゆきます。楽しそうに植えていたようですが、苗が多くて少し間隔が狭くなってしまいました。植え終わったとはみんなで稲に「元気におおきくなってね」と声をかけました。まだ苗が余っていたので、畑の周囲の土に直に植えたようです。これからどうなってゆくのか楽しみです。
ころがしばらくして、田んぼを見てみると、植えたはずの稲がところどころなくなっています。どうやら網で囲っていなかったので、鹿が少し食べてしまったようです。少し植えすぎたので、鹿が間引いてくれたと思えば良いのかもしれません。でもこれ以上間引かれると困るので、田んぼを網で囲った方が良さそうです。