昨日の午後2時頃、温湿度計を見たら気温23度、湿度40パーセント、天気は晴れ、蒼い空が広がり、風が優しく流れ、梅雨の真っ最中とは思えないさわやかさでした。梅雨の晴れ間に子どもたちは屋外での遊びを思いっきり楽しんでいたようでした。雨の季節はどうしても室内遊びが多くなりがちですが、雨の降るときにしか味わえない自然を経験するために、レインコートを着て積極的に屋外に出ようと思っています。濡れていると滑りやすい、木の枝が落ちてくることが多い。増水した川には近づかない。など、晴れているときと違って注意をしなくてはならないこともたくさんあります。そんなことも子どもたちと共有しながら歩けば、子どもたちが様々な危険を自分で回避する手助けの一つとなります。なにより雨の時にしか味わえない美しさや、おもしろさに出会うことができます。雨だから外で遊べない。というマイナスの面だけでなく、雨だからこそできるプラスの面を楽しむようにしてゆきたいと思います。
先日の雨の日、室内で遊んでいました。私が3・4・5歳児の保育室に行くと3歳児の2人SちゃんとRくんががなにやらもめているようです。けがをしている様子でもなかったので、どうしたのかと思ってしばらく見ていました。どうやら、なにかの弾みで2人がぶつかり、Sちゃんが転んでしまったようで、泣きながら足が痛いと訴えていました。Rくんはボクだって痛かったんだよと言わんばかりの顔でSちゃんをにらんでいます。アクシデントなのでどちらが悪いというわけではないのですが、お互い納得がいかなかったようで、ケンカになりそうでした。そろそろ2人の言い分を聞いてみようかな思っていたときです。トラブルが起こっていることに気がついた5歳児のKくんが、「どうしたん?」とやさしく声をかけてくれていました。
S:「あんな、Rくんが押さはったし、こけたん。」
K:「そうなんや。どこかいたいの?」
S:「足。」(自分の膝を触りながら)
K:「痛かったんやなー。でも、血も出てないし大丈夫やで。」
と言ったあと、Rくんにむかって「押したん?」
R:「・・・」
だまって首を横にふります。
K:「そうか、ぶつかっちゃったんやな」「ほな、ふたりともゴメンで仲直りやな。」
どうやら、私の出番はなくなったようでした。