朝からとてもさわやかなお天気でしたが、昼頃には急に雲が広がってきて、雷も鳴り出しました。3・4・5歳児の子どもたちが、散歩に出ていたので、雨が降ってくる前に帰ってこられるといいなと心配していたら、汗をいっぱいかいて帰ってきました。子どもたちが帰ってくると同時に、パラパラパラと雨が降り出し、すぐに激しい降りになり、雷の音も大きくなってきました。5歳児は、お昼ごはんの準備ができるまでのあいだ、2階の保育室の電気を消して、稲妻を見ていたようです。ランチルームに来て、口々に説明してくれました。いろいろな自然現象に興味が持てると良いと思います。
私は少し時間ができたので、久しぶりに0・1歳児の保育室に行ってみました。散歩から帰ってトイレを済ませ、自分でズボンをはこうとしていたところでした。みんな自分でやってみようと真剣なまなざしで取り組んでいます。何回かやってもできないと、「手伝って」と目と仕草で訴えてきます。でもできるところは自分でやろうと一生懸命です。ついつい、大人がやってあげた方が早いなどと、手を出しがちですが、じっくりと見ていると、できないところだけ「手伝って」と言って(意思表示して)いるのがわかります。自分のできることとできないことがわかっていて、できないことは「手伝って!」とできそうな人に頼んでいるのです。まさに自立した姿ですね。こういうときこそ、大人は手や口を出しすぎずに、しっかりと見守り、じっくりと待ちたいものです。
ズボンがはけたら、手を洗って食事です。Hくんが私の手を引いて、手洗い場まで連れて行ってくれました。「一緒に手を洗おう」と言っているのか、「見ていてね」と言っているのかよくわからずに、見ていたら何度も石けんをつけては洗い、また石けんをつけるを繰り返していました。どのくらい続けるのだろうと思って見ていたら。結構長い間続けていたのですが、納得したのか水を止めて手を拭きに行ってしまいました。自分でいろいろと考えているのですね。
食事を始めると、お散歩帰りでお腹がすいていたのか、黙々と食べていました。雷が鳴ると、外を指さして「ゴヨゴヨ」(まだゴロゴロと言えなくてゴヨゴヨです)と教えてくれてます。食事も、上手に使えるというところまでいっていませんが、スプーンで食べようとしています。右手でスプーンを握って左手でごはんを口に運ぶこともありますが、自分でやってみたいという気持ちを大切にしてゆきたいと思います。
新入園児さんもすっかり園での生活に慣れてくれたようで、部屋も落ち着いた雰囲気になってきました。一人ひとりがそれぞれのペースで、じっくりと育って行けるように見守って行けると良いと思います。