親子で楽しむ行事を行いました。「親子遠足」という名前ですが、どこかへ出かけたわけではありません。以前は、親子でいろいろなところに出かける「親子遠足」と、保護者に園に集まっていただく「休日参観」を5月と6月に行っていました。最近、行事を見直す中で、子どもをまん中に、保護者同士、保護者と職員など、「保育園に関わるみんなが繋がる」ことを目的として、日曜参観と親子遠足を統合しました。年度の初めは新入園児さんの保護者を迎えて顔ぶれも変わるので、お互いに知り合えればということです。
今年は、子どもたちが普段から親しんでいる散歩道を保護者にも経験していただくこと。親子でペットボトルに稲を植えること。みんなでおべんとうを食べること。給食の一部を保護者に試食していただくこと。なによりも「楽しむこと」を目標に行いました。今回担当の職員が、早いうちから綿密な計画をたて、着実に形にしていってくれたので、とてもスムーズに運ぶことができたようです。ペットボトルを持参してくださるよう保護者にお願いをしたり、稲を植える土をふるいにかけたり、全職員が協力し、多岐にわたって力を尽くしてくれました。
戸外で行うことばかりなので、お天気が心配されたのですが、今日は朝から雲一つない快晴。朝は気温が低かったのですが、日差しとともに気温も上がり、少し風もある、とても清々しい日になりました。実は雨が降ったときのことを考えて、大きなブルーシートで園庭の一部に雨よけをかける予行演習まで行っていたそうです。
そんなお天気のもと、43家族、約130名の方が園に集まってくださいました。2つのチームに分かれて、お散歩と、稲植えを交互に行います。ペットボトルに自由に絵を描き、土を入れ、水を入れてかき混ぜ、しばらくしたら稲の苗を植えて畑の隅に置きに行きます。ペットボトルへのお絵描きを楽しむ子、土に水を混ぜたときのどろんこが大好きな子、みんな家族でとても楽しんでくださっていました。
お散歩も、お寺の参道方面ですが、子どもたちの日常を保護者にも体験していただくのが目的だったので、好きなように散策していただきました。
両チームとも稲を植え終わったら、いよいよおべんとうです。大半の人が園庭の木陰で、近くに座った家族と話をしながら、楽しそうにしてくださっていました。このときに園からは「お吸い物」を人数分用意して、召し上がっていただきました。いつも子どもたちが食べている昼食をすこしだけ保護者にも味わっていただこうという趣旨です。
青空に若葉の緑が映える中、家族でゆったりと、みんなでワイワイと過ごしていただくことのできるとても良い機会になったのではないかと思います。子どもはお弁当を食べ終わって遊び、お母さん方はおしゃべりをしていらっしゃる姿がとてものんびりくつろいでくださっているように感じられ、うれしくなりました。
ご参加くださった保護者の皆様ありがとうございました。今回残念ながらご参加いただけなかった方は、次の機会にはご参加をお待ちしております。