園長ブログ

ブルース・ブラザース

2012/05/15

このところ我が家で流行っている映画があります。『ブルース・ブラザース』です。1980年のアメリカ映画でコメディアンのジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが主演しコメディー、アクション、ミュージカルなどの要素がちりばめられています。上品とはいえない映画ですが、結構楽しめます。楽しみの一つが、豪華な出演者です。私はあまりアーティストを知りませんが、そんな私が知っているだけでもジェームス・ブラウン、キャブ・キャロウェイ、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、そして、チャカ・カーンもちょい役で出演しています。

なぜ、うちで『ブルース・ブラザース』をよく見るようになったのか、その原因は家内と4歳の三男です。家内はもともとR&B系の曲やアーティストが好きで若い頃からよく聞いていたそうです。

ある日突然、久しぶりに『ブルース・ブラザース』の映画が見たくなったというので、DVDを手に入れて見ていたら、はまってしまったのが三男なのです。最近でこそ少し下火になったものの少し前までは、何度も何度も自分でDVDを再生して見ていました。

私としてはスラングも多いし、子どもに何度も見せようとは思わなかったのですが、そういうのに限って子どもは見たがったりします。

そのうち挿入歌なども口ずさむようになって、最初の方に出てくる曲「SHE CAUGHT THE KATY」などは良く歌っていました。もちろん最初の1フレーズだけですし、英語も正しくはないのですが、なんとなくそれっぽく聞こえるから不思議です。また、レイチャールズがキーボードを弾きながら歌う「SHAKE A TAILFEATHER」などは一緒に踊ったりしていました。よほど気に入ったのか、ラジオや町中で挿入歌が聞こえると、すぐに反応していました。

親はよく、子どものためにと思って、自分があまり好きでもないのに高尚そうな絵を子どもに見せたり、曲を聴かせたりすることがありますが、親が努力をする割には子どもが興味を示さなかったりするものです。それよりも親が見たいもの聞きたいものを楽しく見聞きすることの方がよほど子どもに影響を与えたり、子どもも楽しんだりすると思います。親も無理して頑張らないで、素直な自分のまま、素直に楽しめば良いのかもしれませんね。家内と三男を見ていてそう思いました。

今日、車でラジオを聞いていたら、ベーシストのドナルド・(ダック)・ダンさんが公演先の東京のホテルで亡くなられたというニュースが流れていました。70歳だったそうです。映画『ブルース・ブラザース』にも出演されていました。たまたま、昨夜三男が久しぶりに映画を見ていたので、思い出して今日のブログで取り上げてみたのでした。ご冥福をお祈りします。

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