何を食べますか?スーパーに行けば、様々な食材を手に入れることができます。食材だけではなく、加工食品や調理済みの食品も数多くあります。いつでも好きなときに、好きなものが食べられてとても便利です。
その便利な食品は何からできているのでしょう。食品の原材料名という欄にはいろいろなものが書かれています。その中には、名前を聞いたことがないカタカナ表記のものがあったりして、何だろうと思ってしまいます。食品添加物です。食品添加物は食品を作るために使われるもの、味や見た目を良くするもの、保存性を高めるものなど様々な種類があります。また、天然由来のもの、化学合成のもの様々です。必要だから使われているのだと思いますが、子どもたちにはできるだけ自然のままに近いものを食べさせてあげたいものです。また、野菜でも育てられるときに農薬や化学肥料ができるだけ使われていないものを選びたいと思います。
食べるということは、自分の命をつなぐために、他のいのちをいただくということです。私たちの命をつないでくれるいのち、その食材のいのちもできるだけ活かせることを考えたいと思っています。できるだけ食材の捨てる部分を少なくして使い切ること。できる限り素材の味を活かして調理すること。また食べる人が「自分の命をつないでくれてありがとう」と食材に感謝することもそうですし、できるだけ不自然なものを加えない自然のままの食材をつかうことも大切だと思います。できれば、野菜などは自給自足したいくらいです。
もちろん、全てをかなえることは難しいのが現状です。しかし、できるだけ自然に近い食材を使うようにしたい。みんながそう思っています。そんな願いを少しずつでも実現してゆきたいという、調理担当職員の熱意で、最近園で使うパンを変えました。知り合いのパン屋さんに頼んで、特別に自然な材料だけで作ってもらうことにしたのです。天然酵母を使って、じっくりと時間をかけて作ってくださるパンは、余分なものが入っていないのでとてもやさしい味です。
少しずつではありますが前進してゆきたいものです。
「すべてのいのちが輝く」を目指して。