昨夜は、雨はそれほどでもなかったのですが、かなり強い風が吹いていました。
春暁の「夜来風雨声 花落知多少」ではありませんが、桜の花もずいぶん散ってしまったのだろうなーと思っていました。ところが、朝見てみると、しっかりと枝に残っている花もたくさんありました。まだまだ花の役目が終わっていないのかもしれません。役目が終われば風が吹かなくても自然と落ちるものの、その役目が残っている間は少々の風には負けないで頑張っているのかもしれません。強風に耐えて自分のミッションを遂げようとしているようで、頼もしく思うと同時にいとおしく思えました。自然はよくできているものです。
昨日は、今年度初めての保護者会の集まりを行いました。当園は保護者会の組織はありません。組織を作る良さもあるのですが、組織のための組織になってしまってはつまらないので、今はみんながゆるめにつながっている感じで、できる人ができるときにできることを園のためにしてくださったり、園がお手伝いを募ったときには都合のつく人が集まってくださったり、子どもをまん中にみんなでつながり、みんなで楽しめるような形で協力し合っています。ただ、年に何度かは園に集まっていただいて話をしています。今年度第1回目の昨日は、昨年度から変わったことや、園が大切にしてゆきたいことを伝えました。
当園の目指す子ども像に「自分の想いを伝えることができる子」「相手を受けとめることができる子」というのがあります。しかし、子どもがそうなるためには、まず、大人が実践することだと思います。ですから、まずは職員が、職員同士でそれを実践してゆくことを重点的に取り組みたいと説明しました。保護者の皆様ともそういう心の距離が近い関係でいられることを願っているとも話しをさせていただきました。
想いばかりが先走って、わかりにくい話だったと思うのですが、皆さん真剣なまなざしをこちらにむけて聞いてくださっていました。
保護者の皆様からいただくまなざしに包まれて、もっともっと真摯に、真心を込めて保育にあたらなくては!と背筋がピンと伸びました。