日本の国花は法律で決められているわけではないそうですが、一般的に桜は菊と並んで日本の国花といえるでしょう。古来より、桜は歌に詠まれるなどしてきましたが、平安時代以降は、花といえば桜のことをさすほど、春の花の代名詞となっています。
桜の種類は、基本的にはヤマザクラ、エドヒガン、オオシマザクラ、ヤエザクラなどの種類があり、これらの交雑などにより、自生種だけでも様々な種類があるうえ、桜人気は昔からのことだったようで、平安時代から様々な園芸種の育成が行われた結果、多くの種類の桜があるようです。
昨日も書いたように、桜というと現在は染井吉野が一斉に咲いている姿が思い浮かべますが、江戸時代に染井吉野が生み出されるまでは、桜の風景も今とはずいぶん異なったものだったのではないかと思います。
ようやく咲き始めたお寺の本殿前にある桜が今日はずいぶん咲いているだろうと、期待して見に行ったのですが、開いた花がほんの少し増えただけでした。園の前の参道にも桜が植えられていますし、園庭にも大きなヤマザクラの木があるのですが、こちらはまだ花を咲かせるまでにはなっていません。
昨日降り続いた冷たい雨が昼頃には上がり、雲が多めながらも日差しはあったのですが、空気は冷たかったので、開花は進まなかったのでしょう。明日はお天気も良いそうなので、どのくらい咲いてくれるか楽しみです。