京都市内では桜が咲き始めているようですが、鞍馬はまだまだです。昨日は午後から激しい雨と突風で、春の嵐というよりとても強い台風が直撃したかのようなお天気でした。
それもそのはず、4月3日の雨が激しかった午後3時ごろには、972ヘクトパスカルと台風並みに発達した低気圧が日本海にあって、低気圧から伸びる寒冷前線がちょうど京都辺りを通過している最中だったようです。
京都地方気象台のアメダスのデータによると午後3時の気温は15度、降水量は25ミリ、風速は西南西の風5.4メートルでした。前後の雨量を見ると午後2時が2ミリ、午後4時が4.5ミリなので、午後3時だけが飛び抜けて降水量が多いのがわかります。
まさに「バケツをひっくり返したような」という表現がぴったりの雨でした。園庭に降った雨が川のようになって園舎の周りにめぐらせた溝めがけて流れてくるので、溝が詰まったら浸水するかもしれないと、少し不安を覚えたくらいです。雨と共に雷も強く、落雷が発生するかもしれないと心配になりました。そんな激しい雨も子どもたちが帰る午後4時過ぎには止んで晴れ間が出ていたので、助かりました。
風雨が強かったというイメージなのですが、データによると風は午後3時から1時間ごとに5.4メートル、6,8メートル、7,5メートル、午後6時には11,4メートルと雨が上がってからの方が風が強まったようです。ちなみに、瞬間最大風速は午後5時53分の24,3メートルでした。そういえば、子どもも職員もみんな帰り、私も夕食に一旦帰宅しようと思ったときにものすごい突風が吹いていました。感覚というは曖昧なものだと思いました。激し雨と風が同じくらいの時間だったという感覚でいましたが、実は風が強くなったのは、夕方遅くなってからだったのです。
暴風などにより全国各地では、3人の方が亡くなられ、300人近くがけがをされたというニュースが流れていました。今朝の京都は、激しい風雨は収まりましたが、寒い朝になりました。今日もまだ北日本を中心に北陸にかけて激しい風や雨が続くそうです。
気象現象が激しくなり、自然災害が増えてきたように思います。被害が広がらないことを祈ります。