暑さ寒さも彼岸までといわれるように、春のお彼岸ころまでは寒くなる事が多く、お彼岸中に一度雪が降り、その後ようやく暖かくなるのが例年です。
今年はお彼岸中、ちょうど卒園式の前日に冷え込み、卒園式の朝はうっすらと雪が積もっていました。翌日は少し暖かくなったものの、その後は冷たい雨が続いています。明日の夜には雪の予報も出ています。春が遅いようですが、自然は少しずつ春の準備をしているようです。木々の枝の先が赤みを帯びてきたり、薄い黄緑色になってきて芽吹きの準備をしているようです。桜のつぼみも少しずつ膨らんでいるのかもしれません。体長20センチ以上あるミミズが道ばたを這っていました。春の気配を感じて出てきたのでしょうか。
近頃、鹿を見ることが多くなりました。昨日の夜も家の近くを歩いていると、目の前に飛び出してきて驚きました。むこうも驚いていて飛び出したのでしょうけれど、ぶつかりでもしたら大変です。俳句では「春の鹿」「孕鹿」というが春の季語になっているそうです。「春の鹿」は冬毛が抜け、雄は角が落ちた哀れな様子の鹿だそうです。このあいだ冬毛が抜けかけている鹿を見ました。「孕鹿」はその名の通り妊娠中の雌鹿です。妊娠中の雌鹿が食べ物を探して出てくることが多くなっているのかもしれません。
そういえば、鹿が食べた後の草をよく見るようにも思います。自然の生き物は春を感じて準備をしているのですね。