5歳児たちがおべんとうを持って園外保育に出かけました。卒園も近づき、みんなで行く最後の園外保育なので「おわかれ遠足」と呼んでいます。
ここ何年かは、滋賀県草津市にある、滋賀県立琵琶湖博物館に行っています。琵琶湖博物館は日本最大の湖、琵琶湖について、湖と人との関係を過去にさかのぼって研究・調査し、資料を収集・整理し、その成果をもとに県民とともに考え、今後の望ましいありかたを探るために設置されました。その基本理念は、
○ 「湖と人間」というテーマにそって、未知の世界を研究し、成長・発展する博物館。
○ 魅力ある地域への入口として、フィールドへの誘いの場となる博物館。
○ 多くの人びとによる幅広い利活用と交流を大切にする博物館。
というものです。
当園は、山に囲まれた場所にあるので、琵琶湖のような広い水環境や水生生物に触れて知る機会が少ないので、ここに来ています。
今年は2台の車に分乗して園を出発。大はしゃぎするこどもたちを乗せ、50分ほどで到着です。入館して最初にディスカバリールームという展示室を訪れました。この展示室は全ての展示が子どもたちが自分で触れて体験する展示です。一番目を引くのが大きなザリガニで、頭の部分に子どもが入り、ザリガニになった気分で獲物を捕まえることができます。ディスカバリールームには、文字による説明がほとんどなく、子どもたちが自ら好奇心を持って、自主的に何かを発見することを目的とした展示がなされています。
園児たちは、様々な展示に自ら触れて楽しんでいましたが、最終的には囲炉裏のある民家を再現したスペースで、ままごと遊びに興じていました。体験できる展示がたくさんあってとても楽しいのですが、ある程度遊んだ後で、水族展示室を見学に行きました。