3月3日の前日ですが、園ではひなまつりの行事を行いました。1ヶ月ほど前からひな人形を飾って子どもたちは楽しみにしていました。ひな人形は30年近く子どもたちを見守ってくれています。ひな人形の飾り方、特に男雛と女雛の左右はどちらもあるようです。一般的には、男雛を右(向かって左)に飾ることが多いようですが、男雛を左(向かって右)に飾る方法もあります。昔は日本では左が上座だったので、天皇は左側だったのですが、明治以降西洋にならって大正天皇からは天皇が右になったそうです。ですから、貴族のあいだで飾られ、装束は有職の作法に従って忠実に再現された有職雛などは男雛が右に飾られているものが多いようです。
行事は、全園児がおひな様の前に集まって、ひなまつりの歌を歌い、ひなまつりが流し雛の風習から始まったという内容の紙芝居を読んでもらっていました。0歳児から5歳児までが一緒に楽しむ時間ってとってもいいなと思いました。
ひな祭りの日の昼食はちょっと特別です。こちらも全園児が1つの部屋に集まって一緒に食べます。3・4・5歳児には銘々にお膳が用意され、ご飯、汁物、和え物、焼き物、煮物のお皿を並べて食べています。こんな食べ方もあるというのを知ってもらおうと、お膳を使って食べることを20年ほど前から行っています。以前は毎月1回この方法で食べていたのですが、園児数が増えてから、年に4回になりました。いつもと違う食事の方法に子どもたちはうれしいのか、食事も進むようで、大勢の子がお代わりをしていました。ちなみに今日のごはんはちらし寿司でした。
0・1・2歳児はランチプレートに盛りつけてもらって、みんなで食べていました。
全園児が1つの部屋に集まっていつもとちょっと違う方法で、食事をするのは、いろいろな意味で良いのかもしれません。