鞍馬小学校柔道部のことは以前にもブログで取り上げました。以前はよく練習を見に行っていたのですが、最近は時間が取れずほとんど行けていません。先日、ちょうど練習時間に学校に行く機会があったので、久しぶりに練習をのぞいてみたらみんなとても頑張っていました。以前と比べると驚くほど上手くなっていました。1年生は動きが良くなってきていますし、技の型ができてきた感じです。2年生は形も良くなってきていましたし、スピードも出てきています。4年生・5年生は技が安定してきました。6年生のキャプテンは、技の切れが増しています。指導者がキャプテンと乱取りをしていて、ふと気を抜くと本気で投げられることがあるくらいだといっていました。
そんな練習の成果を試す機会がやってきました。京都市学童柔道研究会主催の耐寒柔道大会です。今年度最後の試合なので、6年生にとってはまさに最後の試合です。
2月25日土曜日、前日までの春のような暖かさはどこかへ、冷たい雨の降る寒い日になってしまいました。試合会場となっている旧武徳殿は出入り口が開いたままなので、風が通り抜けます。覚悟してかなり着込んでいったのですが、じっとしていると身体の芯から冷えてきます。参加した200人余りの子どもたちは柔道着一枚で元気に動いています。
開会式に引き続き、午前中は個人戦、学年ごとのトーナメントです。練習の成果が出たのか、多くの子が1勝はしていました。
個人戦の後は団体戦です。1戦目はかろうじて突破しましたが、2回戦は負けてしまいました。試合後、団体戦の選手たちは指導者から「なぜ負けたかわかるか」と厳しい口調で諭されていました。
2回戦の始まる時間はわかっているので、早めに昼食を済ませて準備をするようにと言われていたにもかかわらず、準備ができたのがぎりぎりだったからでした。
「弱い相手とあたれば勝てるし、強い相手とあたれば負ける。大切なのは、勝ち負けではなく、試合の中でどれだけ自分の力が出せたかどうかだ。」指導者がよく子どもたちに言っていることです。ですから、負けたこと自体ではなく、団体戦に臨む心構えや準備が至らなかったのは、本気の度合いが違うと言いたかったのだと思います。
それを子どもたちと聞きながら、自分自身がいろいろなことに対するときの本気度ってどうなんだろう、と考えてしました。