月齢といっても今回は赤ちゃんではありません。夜空に輝く月です。海に関わる仕事でもしていない限り普段の生活の中では月を意識することは少ないと思います。
家に月の満ち欠けを現したカレンダーがあります。簡単な物なので詳しいことまではわかりませんが、そのカレンダーによれば、2月22日が朔(さく)です。朔は、月が太陽と同じ方向に来るため地球からは見えなくなる日で、現在は新月とも呼ばれています。朔の含まれる日を1日とする太陰暦の3日に見える月を三日月というそうです。2月24日は三日月です。三日月を見ようと思いましたが、見ることができませんでした。三日月は、日没後すぐに沈むので気をつけていないと見ることができません。
昔は月の満ち欠けによる暦を用いていました。朔から次の朔までを一月とします。それは約29.5日なので、12回繰り返すと約354日になり、太陽暦の1年(365日)より11日足りないので、約3年に一度閏月を足して調整していました。太陰太陽暦といいます。
基本的には日々の生活のための暦はに密着していたので、月にはさまざまな呼び名があります。
十五夜の満月は日没と同時に東の空から昇り、明け方に西の空に沈みますが、十五夜を境に月が出る時間が少しずつ遅くなります。
16日は「十六夜」(いざよい)、17日は月が出るのを立って待つ「立待月」、18日は、立って待つには月の出るのが遅いので「居待月」、19日は、寝て待つ「寝待月」、20日は夜が更けてから月がのぼるので「更待月」ステキな名前ですね。
たまには月をゆっくりと眺める心の余裕を持ちたいものです。