雪遊びの定番のひとつに雪だるま作りがあります。今年初めてのまとまった雪に子どもたちの何人かは雪だるま作りに興じていました。5歳児の女の子が「先生見て!」というので行ってみると、小さなかわいらしい雪だるまが座っていました。他の子も何人かで力を合わせて自分たちと背丈が同じくらいの雪だるまを作っています。「鼻は何で作ったらええかなー」と相談していました。
もっとたくさん雪が積もればかまくらを作ることもできるのですが、残念ながら少し雪不足です。
他にも楽しい雪遊びはたくさんありますが、子どもたちの人気はソリです。坂は園の前にお寺の参道があります。ソリは本格的なものは園にはないのでポリ袋を敷いて滑ります。単純ですがこれが結構滑れるのです。最初斜面が滑りやすく整うまではそうでもないのですが、何度か滑っているうちに、よく滑るようになります。
昨日は、まず2歳児を中心に挑戦していました。慣れないうちはどうすれば良いのかわからず、戸惑っていますがコツをつかむとどんどん滑ります。そのうち手が冷たくなって泣いてしまう子もいましたが、2歳児のYくんは、何度も何度もすごい勢いで滑っていました。
それも、おしりで滑るのではなくポリ袋のうえに腹ばいになり頭を下にしてスーパーマンが飛ぶようにして滑って行きます。体制こそ違いますが、黙々と滑っている姿は、まるでリュージュの選手がトレーニングをしているかのようでした。
3・4・5歳児は、毎月18日にお寺の貫主様と観音様の前でお参りをしています。お参りから戻ってきた子どもたちは、ソリ遊びをしたい子と園庭で雪合戦や雪だるま作りをしたい子に分かれて雪を楽しみました。ソリ遊びでは子どもたちは最初から大喜び、心の底から楽しくてしょうがないというような笑い声をあげて滑ってゆきます。その笑顔と歓声に、こちらも心の底から嬉しくなります。こどもたちのこの笑顔がもっとずっと輝き続けることを祈らずにはいられません。