園長ブログ

写真

2012/02/07

保育の中で写真を撮ることがよくあります。子どもどうしのステキな関わりが見られたり、とっても良い表情をしているとき、行事のとき、子どもたちのいきいきとした様子、輝く笑顔を保護者に伝えたい!そんな思いから写真を撮ります。

今でこそ、ほとんどがデジタルカメラになってしまいましたが、ついこのあいだ?まではフィルムを入れて撮影するのが当たり前でした。今、フィルムを買おうと思っても探すのが大変です。フィルムのころは、現像してからでないとどんな風に撮れているのかわからなかったので、狙って撮った写真ができあがってくるのを少しドキドキしながら待ったものです。私の場合できあがった写真を見てもたいてい場合、今ひとつということが多かったのですが、それでも楽しみに待っていたのを覚えています。

中学か高校の時に写真の授業というのがあって、夏休みの宿題に夏らしい風景を撮影してくるというのがありました。撮影したものを学校の写真室で現像、紙焼きするのです。もちろんモノクロです。何を撮って良いのかわからない私は、撮影技術もないのに、無謀にも五山の送り火を撮影することにしたのです。家にあったキャノンの古い一眼レフを持ち出し三脚に乗せ、フィルム1本分撮影したと思います。いろいろと考えて撮ったので、自分ではそこそこ撮れているだろうと思っていました。夏休みが終わって現像してみたら、なんとほとんどがブレているのです。とてもショックでした。仕方がないので、そのまま先生に見せたら、その中の1枚のブレ方に味があると言ってくださり、八つ切りくらいの大きさに焼かせてもらったのを思い出しました。

デジタルカメラは、撮った写真がその場で見られるので、何度でも取り直すことができますし、気に入らなければ、消去すれば良いので、つい気軽にたくさん撮ってしまいます。実はこれが曲者で、すぐに整理しないと膨大な数に膨れあがった写真をあとで整理しようと思うと大変なことになります。
フィルムの頃は、そう何枚も撮れないので、今よりは丁寧に撮っていたように思います。もちろんデジタルカメラでも丁寧に撮れば良いわけで、それは撮る人の心がけの問題なのですが・・・

フィルムからデジタルに変わっても、私は相変わらず写真を撮るのは下手です。
その点保育士たちはとてもステキな写真を撮ってくれます。保育士は、普段一緒に生活している子どもたちのことをよくわかっているからなのでしょう。特に子どもの表情や、子どもどうしの関わりをとても良いタイミングや画角で撮影していて、とてもいい写真をたくさん撮っています。被写体である子どもを、いかによく見ているかということにつきるのかと思います。

*本稿は2月6日(月)の分です。アップに手間取っている間に日付が変わってしまいました。

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