お正月にはいろいろな方と久しぶりに会う機会が多く、1年ぶりにお目にかかる方もいらっしゃいます。そんな方々ととお話をするといろいろなことが聞けます。
大手電気製品メーカーに部品を納入するお仕事をされている方とお話をする機会がありました。その方のおっしゃるには、大手メーカーから提示される条件がどんどん厳しくなってきているそうです。コストダウンは当然のことながら、今まで1ヶ月だった納期が3週間に短縮されているそうです。ですから、現場で品質の高いものを丁寧に作りたいと思っても、納期が短すぎて丁寧に作れず、その結果不良品の出る率も上がってしまうということも起こるそうです。そこを企業努力で何とかしてきたのが、今までの日本の企業なのでしょうけれど、それもそろそろ限界にきているのではないでしょうか。テレビなどではこういう話題が取り上げられることがありますが、体験として実際に聞くと、現実の厳しさが伝わってきます。
厚生労働省が昨年12月14日に発表した2011年のパートタイム労働者の総合実態調査によると、従業員に占めるパート労働者の割合は27.0%となり、06年に実施した前回調査では25.7%と上昇したそうです。その理由としては、前回より比率は下がったものの労働コストの効率化があがっています。
コストダウンばかりが優先されて、人が働くことの意味や働きがいといったこと、働くことを通して自己実現することなどはどう考えられているのだろうと思います。
当園では、職員がそれぞれ自分の良いところを発揮していきいきと働けることを目指しています。職員も仕事を通じて輝いていて欲しいと思います。そうであるためには、一人ひとりの努力が必要です。今年は職員一人ひとりがより輝くことができるようみんなで力を合わせてゆきたいと思っています。