昨日は冬至でした。園児たちに冬至のことを説明しようと、昼の長さが1年で一番短い日だよと言ってみましたが、なかなかうまく伝わりません。そこで、保育園から帰るときの明るさが夏と冬とでは違うことを思い出してもらい、冬は昼間の時間が短くなることを伝えると何人かがうなずいていました。そんな話をしていると「昼間はどうして明るいの?」「太陽が出ているから!」などなどいろいろな疑問とそれに対する答えが、子どもたちから出てきます。「なぜ冬は太陽が出ている時間が短いの?」の質問に「寒いから!?」と答えた子がいました。一瞬私の頭の中は”?”だらけになりましたが、その子は「寒いから太陽も早々に姿を隠してしまう」と言いたかったようです。なんてステキな発想でしょう。子どもたちの「なぜ?」が増えるといいなと思いました。
給食には園の畑で採れたカボチャが出ていましたし、自宅の庭から柚の実をたくさん持って来てくれた職員もいました。さすがに柚風呂は無理でしたが、冬至を感じられる一日でした。
そして、冬至から一夜明けると雪です。寒気が南下して大雪の可能性があるので注意が必要という防災メールが何通も届いていたので、どれほどの大雪になるのかと気にしていましたが、鞍馬では山の木々がうっすらと雪化粧をして美しい朝になりました。
近年は鞍馬も雪が少なくなりましたが、一冬に一度は30センチから40センチの積雪があります。昨冬は雪が多く毎日のように雪かきをしていました。あまりたくさん雪が降ると、ここは京都市内なのかと思ってしまうことがあります。鞍馬から少し北に行くと花脊というところがありますが、そこはずっと積雪量が多く、まるで雪国です。今日もずいぶん積もっているのだと思います。
雪かきは大変ですが、積雪が少ないと次の夏や秋には渇水になります。山に積もった雪が春になってゆっくりと溶けることで、地面にしみこんで山が保水しやすくなるのです。近年は雨の降り方も短時間で激しく降ることが多くなったので地表を流れてしまい、地中にしみこみにくくなっているようです。いろいろなことが関連しているということを自然の姿から感じることができます。