先日園に行くと、いちごの箱が5つも届いていました。差出人は福岡県のある保育園の園長先生です。ここ何年か12月になると、とても立派ないちご「あまおう」をたくさん送ってくださるのです。もう5年くらい前になると思いますが、その園の園長先生ご夫妻がご旅行でたまたま鞍馬にいらっしゃいました。そのときに散歩にでかけていた当園の園児たちと、お寺の本殿前でしばらく時間を過ごしていただいたのがきっかけとなって、それ以来ずっとご縁をいただいています。こんなにして、毎年お心遣いをいただけることがほんとうにありがたく、感謝せずにはいられません。
今年は、しっかりと描かれた女の子とかわいいいちごの絵に「えんのちかくでできたおいしいいちごです。みなさんでたべてください。」のメッセージが入った園児さんからの心のこもった手紙も添えていただきました。
箱を開けると、ゴルフボールくらいの真っ赤につやつやとかがやくいちごがたくさん並んでいます。早速、昼食のデザートにいただくことにしました。お皿にのった大きないちごに子どもたちはびっくり。食べてみるとまたまたびっくりといった表情です。それもそのはず、本当においしいのです。さわやかな、でもしっかりした甘さと酸味のバランスが絶妙で、豊かな香りと相まって、口にすると思わず笑顔になってしまいます。いちごに吸い付いたまま離れない0歳児がいたり、普段はフルーツはほとんど食べない子がこのいちごはしっかりと食べて、それをお母さんに伝えると大変驚いていらっしゃいました。一度食べると忘れられない味にどの子どもも感激していました。
お心遣いをいただいた園長先生、本当にありがとうございました。