世界で一番ステキなクラスをめざす小学6年生の取り組みを、子どもたちが自ら振り返り紹介している『最高のクラスのつくりかた』に「こんな先生がイイ!!」というページがありました。このページで、子どもが「こんな先生がイイ!!」という意見を発表しています。子どもだって立派な一人の人間です。大人と同じ一人の人格です。自分に関係することについて意見を述べることができるのです。ですから、子どもの意見も聞かずに全て大人が勝手に決めてしまうことは避けたいですね。
どんな先生がイイといっているのでしょうか。
- 子どもを信じている
- 子どもに考えさせる
- 子どもにまかせる
- 自分一人で決めない
- クラスをかげで見守る
- どんな場面でも、子どものことを待ってくれる
- 自分が悪いと思ったらすぐに謝る
- 子ども扱いしない
- 小さなことにはこだわらないが、大事な場面ではしっかりおこる
- 自分のなやみを子どもに話してくれる
- 子どもの限界を決めない
などがあります。これは子どもの意見です。子どもは「私は主体的に生きている一人の人間なんだ!だからそのように接して欲しい!」と言いたいのだと思います。これって人間関係の基本で「子ども」を、例えば「相手」などほかのことばに置き換えてもおかしくないと思います。私たち保育者が接するのは小学生ではなく乳幼児ですが、基本は同じです。どんなに小さくても一人の人格として接するべきなのです。たとえことばで意見を表明できなくても、伝えようとしていることはあると思います。
これをチェックリストにして自分を省みたら、いくつチェックがつけられるだろうと考えてしまいます。子どもを一人の人格として丸ごと信じ、真心を持って接し、見守ることができているのか、省みることをいつも忘れないようにしたいと思います。
ちなみに「こんな先生はイヤだ!!」というのも小さく書かれていました。自分はこうなっていないかな?
- スパルタ
- 自分勝手
- すぐおこる
- えこひいきをする
- クラスをほうっておく
- 自分が主役だと思っている
- 何でも自分でやってしまう
- 子どもの話し合いに口出しする
- 自分のなやみを子どもにかくす
- 子どもを待たない