先日、子どもたちが大々的にお店屋さんごっこをしていました。普段はお店屋さんを常設しておくスペースがないので、お店屋さんごっこをしたい子は仮店舗を開設して楽しんでいるくらいです。そんな子どもたちが半日だけでも、思いっきりお店屋さんごっこができる日が設けられました。おたのしみかいで保護者と一緒にお店を開店していたので、どんなお店を出すかと、誰がどのお店を担当するかはおたのしみかいとほぼ同じになりました。しかし、内容は全て子どもたちの手作りです。ストライクアウト・射的・メロンころがし・マッサージ・食べ物屋さんでした。4・5歳児が中心となってお店を作ったり、お店でサービスを受けるためのチケットを作って店員さんになり、3歳児以下の子がお客さんになってお店を訪れるという設定です。事前準備から4・5歳児はとても楽しんでいました。それぞれのお店をどう作るか、チケットはどんなデザインにするか、子どもどうしでいろいろと話し合って作り上げました。
当日、9時前から準備を始め、10時前には開店してお客さんをもてなしていました。3歳児は簡単な説明を受けて好きなように遊んでいました。0・1・2歳児の子どもたちには、4・5歳児たちが年齢に応じて懇切丁寧に説明してあげたり一緒にやって見せてあげたり、それぞれに合わせた対応をしていたので感心しました。普段はどんどん自分を前に出したい様子の男の子たちが、0歳や1歳の子どもたちに手取り足取りといった感じでとてもやさしく丁寧に接している姿が印象的でした。
子どもたちが一通りお店屋さんを訪れ、店員をしていた4・5歳児が交代で他のお店を回っている頃、私もお客さんになっておみせを巡りました。食べ物屋さんでは、丁寧にカレーを作ってくれましたし、各ゲームもやってみるといろいろと子どもの工夫が凝らされているのがわかります。個人的な好みで言えばマッサージ屋さんが気に入りました。子どもたちが肩や背中や足の先まで自作の様々な道具や自分の手を使いながらマッサージしてくれます。これがとっても気持ちよく、しばらく続けて欲しいと思うほどでした。
こんな対応どこで覚えたの?本当の店員さんみたい。と思せる子どもたちの言葉づかいや立ち居振る舞いに感心します。それだけつぶさに観察しているということです。
準備時間も含めると9時から12時ごろまでの長い時間、子どもたちはとても楽しそうに、かつ真剣にお店屋さんごっこを楽しんでいました。