園長ブログ

紅葉

2011/11/24

急に気温が低くなり、日の出の前の気温が4度くらいになりました。寒くなったと感じます。今年は特に11月が暖かかったので余計に寒さを感じます。

ぐっと冷え込んだおかげで、木々の紅葉が美しくなりました。木によっては色づく前に枯れて落葉してしまったものもありますが、美しく色づいている木もたくさんあります。1本の木でも緑のまま残っている部分、黄色くなった部分、赤くなった部分に分かれていたりします。山を見ても筆で様々な色を置いたような美しさです。大きな木が色づくと、辺りが赤や黄色につつまれて、その空間全体がはなやかな雰囲気になります。そんな美しさや雰囲気を求め、たくさんの方が鞍馬にいらっしゃいます。自然の美しさは、人を魅了するのですね。

どうして紅葉するのでしょう?そのメカニズムはある程度わかっているようです。緑色の葉に含まれる葉緑素が分解される。葉の付け根に離層というのができて、水分や葉で作られた養分が枝との間で行き来しなくなり、葉にたまった糖分などが化学変化を起こしてアントシアニンやカロテノイドなど赤や黄色に見える物質を作り出すからだそうです。

でも、なぜ紅葉するのでしょう。なんのために紅葉するのでしょうか。紅葉は木にとってどんな意味があるのでしょうか、それとも意味はないのでしょうか。このことはあまりよくわかっていないようです。

子どもは、大人が当たり前と思っていることに疑問を持って質問してきます。その質問がとても本質をついていたり、ユニークな視点だったりします。子どもがこんな質問をしてきたときは、ごまかしたりしないで、一緒に考えたいものです。答えがわかっていてもすぐに答えずに、できるだけ子どもが自分で答えにたどり着けるように支えたり一緒に調べたりすると大人も楽しいと思います。いろいろなことに疑問を持つという子どもの姿勢を大人も見習うべきだと思います。あたりまえと思っていることをもう一度見直したいものです。

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