ごみのことをもう少し考えてみました。当園は「みんなのいのち輝く」ことを目指しています。「いのち」ということばに「役割」という意味を見いだせば、生物だけでなく、たとえ石や水といった無生物であっても「いのち」があるといえます。ですから、全てのものにはいのち(役割)があって、そこにいるのです。ですから、一仕事終えてひとつの役割を果たしたら、次の役割をはたすことでそのいのちを輝かせてほしいと思います。その役割が見えないことや気付かないことが多くて、すぐに何の役にも立たないと決めつけるから、ごみになってしまうのです。
ごみ問題ではよく3Rということが言われます。Reduce(リデュース)ごみの発生抑制・Reuse(リユース)再使用・Recycle(リサイクル)ごみの再生利用です。役割という視点で考えると、リデュースはごみにしないで別の役割を考えてみる、リユースはもう一度同じ役割を果たしてもらう、リサイクルは姿を変えて次の役割が果たせるようにすることだといえます。
こういうと、何でもかんでも残して、ため込むと片付かないと言われそうです。その通りです。ため込んでしまうと、そのものが役割を果たせなくなるので、ため込まない方が良さそうです。これがなかなかできないのですが・・・
ひとつひとつのものに役割を見出す努力をする。役割を見いだせなくて、捨てる場合でも、「ご苦労様、ありがとう」という感謝の気持ちは持ちたいと思います。