園長ブログ

おたのしみかい 2

2011/11/01

前にもおたのしみかいを行っていたことがありました。そのときは「みんなが仲良くなり、コミュニケーションを深める」という目的でしたが、保育園が主導で企画、準備、当日の進行、片付けなどを行っていて、保護者は当日の参加だけでした。お父さん方には、園庭にかまどを設け大きなお鍋で味噌汁を作ったり、焼き芋を焼いていただいたりし、子どもたちはお母さんと一緒に味噌汁の具材をちぎったり、切ったりして、親子合同のクッキングをするという内容でした。それはそれでみんな楽しめたのですが、諸事情でしばらく中断していました。

そして、昨年度から「保護者と保育者が力を合わせて一緒に作ってゆく」という目的で再開したのです。保護者から数名の実行委員を募り、保育士の担当者が加わって実行委員会を組織し、どんなことをするのか企画段階から一緒に考えて作り上げてゆくようにしました。昨年は園庭でバーベキューをしようという企画で、保護者の皆さんがとても積極的に活動してくださって、楽しい会になりました。初めてのことで全てが手探り状態だったので、実行委員の皆さんにはいろいろとご苦労をおかけしましたが、とても積極的に取り組んでくださいました。

おたのしみかいの2日ほど前から台風が接近して、もしかすると当日は、台風直撃かと思われる予報が出ていたので、中止も含めて検討しましょうと実行委員の保護者に相談したら、風雨で園庭を使うのが無理なら、ホットプレートを持ち寄ってテラスでやりましょう。電気の容量が不足するなら、電気工事のお仕事をされている保護者がいらっしゃるのでその方に仮説の電源を引いてもらえば良いじゃないですか。ということですぐに話がまとまり、もし当日風雨が強いようであれば、すぐにその体制がとれるように準備をしてくださいました。このときの保護者の皆さんのアイデアと行動力、チームワークにはとても驚かされるとともに、すぐにあきらめず、できることを全てやった上で、問題が起これば次の手を考える。全力でトライするという当たり前のことを再認識させていただきました。「弱気になっていないで、しっかり前に進め!」とガツンと背中を押された気がしたのを思い出します。これほどまでに園のことを考え、力になってくださる保護者に支えていただいているのだと思うと涙が出そうになったほどです。そんな保護者パワーに圧倒されたのか台風はそれて、当日は小雨程度で当初の予定通りおたのしみかいを行うことができました。

そして、今年も保護者の皆さんのパワーとチームワークが発揮されたおたのしみかいの企画が夏頃から始まりました。

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