今年も、金子しゅうめいさんにお願いして、「太鼓と獅子舞のミニライブ」を行っていただきました。太鼓の演奏を聴き、獅子舞を鑑賞するのですが、昨年までと違うところは、0・1・2歳児と3・4・5歳児を分けて行ったことです。0・1・2歳児だけで獅子舞を体験し、3・4・5歳児と鞍馬小学校の児童と先生方、そして地域の皆さんが一緒に太鼓と獅子舞を体験するという構成です。0・1・2歳の子どもたちだけ分けたのは、獅子舞をじっくり体験してもらいたいからです。
ちょっと想像力の働く人なら、「えー!そんなかわいそうな!」と思うかもしれません。獅子頭を目の前にした、0・1・2歳児の反応は容易に想像がつくからです。泣きわめく、もしかしたら逃げ回る。先生にしがみつく、など大変な状況になりそうですね。そんなに子どもを泣かせたらかわいそう。だという意見もごもっともですし、私自身もそう思わないでもありません。
ところが、子どもの頃、お正月になると獅子舞が来ていたという経験をお持ちのかたは思い出してください。こわくてこわくてしょうがなくて、泣きわめいている子どもの頭を押さえて獅子に噛ませる大人がいたことを。しかもそれは、絶対的に信頼を置いている自分の父母だったりするのです。子どもとしては、「守ってくれるはずの父母が、恐ろしい形相の獅子に自分の頭を噛ませる。えー!それって、どうなってんの???}となりそうですよね。