チャレンジ体験(中学生の職場体験)の参加者8名と、お寺で過ごしました。みんなとてもまじめで、積極的にいろいろなことに取り組んでいました。特に毎日行った写経は、心を込めて丁寧に書き写していました。ただ丁寧というだけではなく、とても美しく書いている子もました。線、筆圧、 などが一定していて美しいのです。細い筆を使って書くので、筆に含ませる朱(墨の代わりに朱を使います)の量をうまくコントロールしないと、ー定に書くのは難しいのです。それを丁寧に、丁寧に、心を込めながら書写してゆく中学生達の姿はすばらしいと思いました。もちろん書写し終えた写経はとても美しく仕上がっていました。
何事も心を込めて丁寧に行う事。大切だとはわかっているのに、急ぐあまりついつい心を込めることが途切れて雑になりがちです。特に最後までしっかりとやりきり、「終わり!」とけじめをつけておかないと、中途半端になってしまいそうです。手に持った物を置くにしても、それを最後までちゃんと「置いた!」と意識をして「置く」事が大切です。中学生達は、あらゆる場面で意識を切らせることなく取り組もうとしてくれていました。その素直さ、真面目さ、純粋さに心を動かされるとともに、固定概念や、日常に心が固くなっているのは大人なのだろうな?とふり返らされました。
ありがとうございました。中学生の皆さん。