園長ブログ

伝わる

2016/01/09

新年最初に全園児と職員で行ったお参り、子どもたちが背筋をぴんと伸ばして座り、心を落ち着けてお参りに臨んでくれました。久しぶりに会った子どもたちの姿が、とてもすばらしく、年を越してみんなぐっと成長したのかと思うほどでした。

0・1・2歳児たちも心静かにお参りできました。毎月1回行っている0・1・2歳児のみんなとのおまいりでも、ちゃんと座って静かにお参りしてくれているのですが、この日はいつもとは違う感じでした。それはきっと、3・4・5歳児たちが心静かに一所懸命にお参りをしている姿を見ていたからだと思います。お兄ちゃんの姉ちゃんの姿を見てそれを真似たとも言えますし、年上の子どもたちが作り出す雰囲気を敏感に感じ取っていたとも言えるでしょう。そういう意味でも、異年齢の子どもたちがともに過ごすことで、子どもたちの間で、様々な文化が伝承されてゆくのだと思います。お参りの時は心を落ち着けて静かにお参りするのだ、という暗黙知が伝承されてゆくのだと思います。小さな子どもたちは、大きい子どもたちの姿を見て学びますし、大きい子どもたちは、小さな子どもたちに見られてるから、お手本にならなくては!という意識が働くのでえしょう。異年齢で過ごすというと、年上の子がお世話をするといった面だけが取り上げられがちですが、年上の子、年下の子双方にとってメリットがあるのですね。
もちろん最初だけではなく、お経を唱えることができる子は、声を合わせて般若心経を一心に唱えていました。

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