園長ブログ

空想の世界 3

2015/12/08

初めて魔女からの手紙を受け取った子どもたち、興味津々で食い入るように手紙を見つめる子もいれば、冷静な子もいますし、今にも泣き出しそうなこもいたそうです。魔女さんから手紙が来ると子どもたちが返事を書き、また手紙をもらい、また返事を書く。そうやって魔女さんと十往復近く手紙のやりとりをしてから、おとまり保育を迎えました。ですから、子どもたちの中では魔女さんのイメージが大きく膨らんでいたのだと思います。「魔女さんがキャンプファイヤーを見に来るかもしれないね。」「園庭のムクノキさんの高い枝に座ってみるんじゃない?」などとドキドキしながら過ごしていたことを思い出します。

おとまり保育の1日目、子どもたちがお布団に入る頃には、どこからともなくやさしい音色が聞こえてきました。どこかウクレレに似た音色です。「きっと魔女さんが弾いてるんだよ!」「きっとそうだね!」子どもたちの心の中には、それぞれの魔女さんがイキイキと存在していたのでした。

魔女というと怖いイメージですね。もちろん得体の知れない怖さはありますが、子どもたちの魔女さんは、みんなを勇気づけてくれたり、応援してくれる、そして見守ってくれるようなそんな存在になっていったようです。親しみのこもった畏敬の念と言っても良いのでしょうか。そんな気持ちを持って、子どもたちは過ごしていたようです。
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