滋賀県の畑でたくさんの大根を収穫した子どもたち、あっという間に200本を超える大根を収穫してくれました。収穫した大根は一緒に来てくださったお寺の方がその場で洗ってくださいますので、収穫した大根を洗う場所まで運ぶ事も子どもたちが行ってくれました。一所懸命に大根を引き抜き、大きな大根を洗うところまで運ぶころには子どもたちは泥だらけになっていましたが、みんなの笑顔はとても満足そうでした。
がんばって大根を運び終えたこどもたちといっしょに、きれいに洗った大根をその場で食べてみることにしました。「大根食べる?」と聞くと、みんな「食べる!」と喜びましたが、大根を切るナイフがありません。仕方ないので、そのままかじってみることに。最初にかじってみた子は「からーい!」としかめっ面をしています。私もかじってみると、たしかに辛いのです。どうやら皮が辛いようなので、皮をむくことにしました。といっても道具は何も無いので、手で剥くしかありません。かじったところを手がかりにむいてゆくと、意外と皮がむけるものです。親指の先が痛くなりましたが、半分くらい皮を剥いてかじってみると、辛さは感じられませんでした。というより、とてもみずみずしくてあまいのです。
これなら子どもたちも大丈夫だろうと思い、勧めてみると、一かじりした子どもは、「おいしい!もっとちょうだい!」と私の前には子どもたちの列ができました。それにしても、子どもたちは正直というか素直というか、おいしいものはすぐにわかるようです。みんなとても喜んで、たくさん食べていました。
畑で採れたばかりの大根をまるかじり!あまり聞いたことはありませんが、なかなかおいしいものです。