年長児たちと参加した、真正極楽寺 真如堂の十日十夜別時念仏会(お十夜)の法会。混雑を見込んで早く出発したら早めに到着したので、みんなは境内を散策したそうです。もみじの名所だけあって、とても美しい紅葉に出会えたようですし、他にもいろいろと発見があったようです。
法要が始まり、行列に加わって本堂の中でお行儀良くお参りしていた子どもたちですが、少し眠くなってしまった子もいたようです。この法会は、鉦講員が直径30センチ程の鉦を打ちならしながら阿弥陀仏を念じるというのが特徴的で、本堂の中には大きな鐘の音が響き渡ります。子どもたちの席は鐘講の人が鐘を打ち鳴らしている真下なので、かなり大きな音がしているはずです。
あとで、子どもたちに聞いたら、「めっちゃうるさかったわー!」「耳塞いでた!」と言っていました。
鐘の音が大きかったことも含め、いつもとは異なる様子に、子どもたちはいろいろなことを感じたのではないかと思います。
後日、保育室で、「なーむあみだぶ」と念仏の声が聞こえてきました。どこかで聞いたような・・・と思ったら、お十夜の法要の最後に、念仏を唱える場面があるのですが、その時の唱え方にそっくりだったのです。子どもたちはすぐに吸収するんですね。
だからこそ、子どもと接するときには、その一瞬、一瞬に細心の注意を払い、子どもにとって最も良い環境とは?を考え続けなくてはならないのだと思います。