園長ブログ

本当の幸せ

2015/11/16

中学高校時代の友人が尋ねてきてくれました。その中には高校の時に単身アメリカに渡って以来会っていない人もいて、再開できたことがとてもうれしく思いました。その彼がこんなことも言っていました。

皆さんアメリカは資本主義の最先端を走っているというイメージを持っていると思う。もちろんそうなんだけれども、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件や、2008年に起こったリーマンショックなどをきっかけとして、資本主義の行き詰まりを感じている人も多い。物がたくさんあってもそれは幸せにはつながらないし、まして、お金で幸せは買えない。本当の幸せとは何だろう?どこにあるのだろう?と探し求めている人がとても増えているのだそうです。

若い人でも、有機栽培の農業に従事して、そこによろこびや幸せを見つけている人もいるし、毎日、座禅や瞑想を行って自分を見つめることをしている人も多い。ITCが進んでいて、電子ディバイスを使ったコミュニケーションも多いが、そればかりではなく人が集まって顔を合わせて話しをすることの大切さに気づいて、実践している人や企業もあるそうです。効率や経済が最優先ではなく、人が人として幸せに生きてゆくために何が大切なのかを真剣に考えている人が増えてきている。とアメリカ人になった友人が言っていました。

その話がとても印象深く、「本当の幸せってなんだろう?」ということを改めて思い直しました。

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