私たちは、いろいろな園を見学に行くことがあります。他園からすばらしい環境をいろいろと学ぶことができますが、その形だけをそっくりそのまま形だけ持って来てもあまり意味がありません。確かに形はすばらしいのですが、それはその園にいる子どもたちの今に合わせてあるので、そのまま当園に移植できないことも多いのです。もちろん、そこにある目的やねらいを理解して、それをヒントに自分の園の子どもたちにもっとも適した形を考え出すのが良いのだと思います。
もちろん、そっくりそのまま真似ることも大切です。そっくりそのまま真似ると言うことは、とても難しい事なのです。実力がないとできません。思いを巡らして、いろいろな背景や意味を理解しないと真似ることはできないからです。真似ることは学ぶことですから、そういう意味では他園の良いところをどんどん真似てゆきたいと思います。本当に子どもにとって良いことなら、何を差し置いても真似をすべきです。個人の好き嫌いや、都合で真似ようとしないのは、子どもたちにとって申し訳ないことなのです。
楽器ゾーンから鍵盤ハーモニカの音が聞こえてきたので、のぞいてみると、年長の上手な子が弾いていて、4歳児や3歳児が何人かまわりに集まっていました。
今年度の楽器ゾーンはこれからどんな展開を見せてくれるのでしょうか。楽しみです。