それぞれが思い思いの作品を仕上げたら、次はみんなで力を合わせて、畳1枚ほどの大きな共同作品を作ります。子どもたちが2グループに分かれ、高学年を中心にどんな作品にするのかを話し合って決めていました。
一つのグループは、白いベースの上に、赤、青、黄色の水玉のような模様をつけようと考え、少しずつ色の付いた、紙の材料を置いてゆきますが、水に溶かした材料を柄杓ですくって流すという方法なので、どうしても材料が水分と一緒に流れて広がってしまいます。子どもたちなりにゆっくり流すなどの努力をしていましたが、なかなか難しいようです。先生が紙コップを切って作った枠を置いて、その中に原材料を流し込むと、広がることなく丸い模様を作れることを教えてくださいました。
そうやって模様を作ってから、草花を置いて最後にもう一度、白い材料を流して、置いた草花を固定します。どの子もとても真剣に取り組んでいました。
もう一方のグループは、赤、青、黄色の原材料をふんだんに使用した、とてもカラフルな作品を作っていました。
子どもたちは、意見交換し、相談しながら作品作りを進めていました。高学年の子どもが中心にはなっていましたが、高学年が指示してやらせるのではなく、大まかな方針を相談してみんなに伝え、みんなはそれを理解して、それぞれに楽しく作っていると感じました。子どもたちがチームになって、それぞれ主体的に作品作りに取り組む姿はとてもステキだなと思いました。