子どもたちの興味関心に気づき、その興味関心から、様々なものごとに深く関わろうとする子どもたちの意欲を高め、自ら行動を起こせるように環境を整える。保育者がそのことをしっかりと意識して環境を整える事に力を注げば、子どもたちは自らいろいろなことに挑戦してゆきますし、繰り返し挑戦する努力も惜しみません。運動会前の子どもたちは、まさにそうでした。ダンス、とびばこ、鉄棒、のぼり棒・・・どんなことにも意欲的に取り組む子どもたちの姿がありました。自ら「やってみたい!」という意欲をもって自ら取り組む子どもたちのエネルギーには驚かされますし、自ら「やってみたい!」と思って取り組んでいる子どもたちの姿は、すばらしく、崇高ささえ感じます。
そんなプロセスを経て迎えた運動会、年長児たちが1人ずつ自分のやりたいことを選んで行うプログラムでは、それぞれにステキな姿を見せてくれました。それぞれの目標としてきたことに向かって、十分に努力を重ねてきた子どもたちの姿は本当にステキです。3段のとびばこをようやく飛び越せた子も、6段を軽々と跳び越す子も、それができたときの子どもたちの満足げな表情はもっとステキです。2mを超えるのぼり棒に登って、得意げにポールダンスを思わせるポーズをとる子どもにははらはらさせられましたが・・・
先生たちが子どもが興味関心を持てるように環境を構成し、それを広げ深め、子どもたちが意欲を持って自ら取り組む事ができるよう子どもに寄り添い、子どもを丸ごと信じて見守ってくれたことで、子どもたちが力を発揮できたのだと思います。
運動会が無事に行えたのは、子どもたちの力ですし、それが発揮できるようにしてくれた先生方の力でもあります。しかし、それが可能だったのは、保護者の皆様が全力で支えてくださったからこそです。準備や片付けといった直接的なお手伝いはもちろん、普段から、園の考えに共感して、子どもを信じて見守るを自ら実践してくださっているからです。そして、今年は鞍馬小学校の校庭を使わせていただくという初めての取り組みににも関わらず、スムーズに進めることができたのは鞍馬小学校の先生方のお力添えがあったからこそです。多くの皆様に支えられたからこそ、運動会を開催することができたのです。心から感謝感謝です。ありがとうございました。