運動会で見せてくれた子どもたちのイキイキした表情の背景にあるそれぞれの物語や、運動会に至までのプロセスに思いを馳せていただきたい。そんな気持ちを一番強く持っているのは、日々子どもたちと関わっている先生方です。
運動会の会場で、それぞれの子どもたちの物語を伝える事はとうていできません。ですから、先生方は日々保護者と話す中で、子どもたちの姿をできるだけ伝えようとしています。それは子どもたちそれぞれの表情や態度から心の動きを想像し、ほめたり、励ましたり、時には厳しいことばをかけたり、できる限り子どもたちに寄り添うことで見えてくる子どもたちの姿に感動し、子どもたちの思いの深さや、素直さ、偉大さに心を動かされ、ひとりひとりを尊敬しているからです。まさに、子どもたちひとりひとりを一人の人格としてとらえているのです。「○○ちゃんってすごいんですよ!」先生たちからよく聞くことばですが、そんな気持ちの表れなのだと思います。
一見、些細なことのように見えても、その奥にある子どもたちの気持ち、そこに至るプロセスを知っているからこそ、心を動かされるのです。そんなステキな子どもたちの様子を見たら、うれしくて、うれしくて、そのことを誰かに伝えたくなりますし、その歓びを保護者と共有したいと思うのは当然です。
それでも、全てを伝えきれるものではないのですが、先生方が心から感動し、伝えたい!と思って伝えていることなので、保護者の皆様も共感してくださることが多いのではないかと思っています。
子どもたちひとりひとりに寄り添うことで見えてくる、子どもたちの思いの深さ、素直さ、偉大さ、崇高さに感動し、尊敬できるってすばらしいと思います。