年長児は入場のパフォーマンスを『魔法使いサリー』の曲に乗って披露してくれました。魔法使いサリーと言えば、子どもの頃にアニメを見ていたのを思い出しますし、主題歌も耳に残っています。でも、今回年長児たちがパフォーマンスに使っていた曲は、アンジュルムというアイドルグループの歌っている『魔法使いサリー』でした。なぜこの曲なのかというのは、長いストーリーがあるので改めて紹介しようと思いますが、年長児の中で「魔女」がブームになっているのです。
この年長児たちのダンスの大まかな振り付けは保育士の先生が考えたそうですが、ディテールは子どもたちが相談して形作っていったようです。「ここはこうした方がいいね、「肩にタッチしたのを合図に交替しよう」などとみんなでどんどん意見を出し合って決めていったようです。結構動きが複雑なうえに、いつも全員が一斉に同じ動きをするのではなく、グループ毎に違う動きをしたり、1人ずつ動いたり、少しずつ時間差で動いたりするので、全体のことを知りつつ、今自分はどう動いたら良いのかを知っておかなくてはなりません。
ずいぶん練習したのだろうと思います。でも、保育士の先生に聞いたら、練習を嫌がる子はいなかったそうです。それよりも、ダンスがしたくてしたくてしょうがない子が多かったと聞きました。それは、先生が全ての振りを考え、子どもたちがそれに従い覚え込むのではなく、自分たちで話し合って振り付けを考えたからだと思いました。やはり、誰かにやらされるよりも、自分からやろう!と思って取り組む事の方が、ずっとやる気が出ます。ですから、少しでも子どもたちが自分たちが行う事には自分たちで考えること、自分で考え、自分で決め、自らやりたいと思って取り組む事が大切なのだと思います。