今年も運動会の季節がやってきました。といっても、当園にしては遅い運動会です。例年なら9月中に運動会を終えているのですが、今年はいろいろな事情で、開催が遅れてしまいました。
例年と異なったのは、時期だけではありません。運動会を行う会場も例年とは違いました。いつも使わせていただいている場所が、今年は使えなくなったので、鞍馬小学校の校庭を使わせていただいたのです。しかし、私たちにとっては初めての試みなので、戸惑うことばかりです。校庭をどのように使うと良いのか、様々な準備はどのようにすれば良いのか、子どもたちの練習はどうすれば良いのか、数えあげたらきりがありません。まさに手探り状態で進めました。
そんな状況でも、職員のみんなは、担当の先生方を中心に、ひとつひとつ丁寧に問題や疑問を解決して、形にしていってくれました。解決しないといけない問題はたくさんありますが、考えたり工夫したり、知恵を出し合ったりしながら、一歩一歩進んで行けば良いのです。実際に先生たちは、校庭をどう使うかのレイアウト、登り棒を立てるにはどうすれば良いか。小学校にお願いして借りるもの、園から持って行くものの仕分け、そして、小学校との相談など、たくさんしなくてはならないことを一つずつ、着実に行ってくれました。
ただ、一番の問題は、子どもたちが実際に運動会を行う会場で練習する機会が極端に少なくなるということでした。叡山電車で一駅とはいえ、そう頻繁に小学校に練習しに行くわけにもいきません。なによりも、授業など小学生の活動の妨げになるわけにはいきません。
考えないといけないことは山積みです。