茶道、華道とお稽古が続きました。とは言っても、茶道の方は私のお稽古の日ではありません。しかし、普段お稽古をサボりがちな私は、先生にご挨拶だけしようと、他の方のお稽古中にもかかわらずお邪魔してしまいました。そしたら、是非一服、と仰ってくださってお稽古中のお社中方が一服点ててくださいました。その間に、お菓子をいただいたのですが、ちいさな栗きんとんは、栗の香りがとても香ばしくて、おいしくいただきました。もうひとつ勧めてくださったお菓子をいただいたら、おせんべいなのにレモンの味がするお菓子でした。レモンの香りならわかるのですが、レモンを皮ごとかじったような、「レモンの味」なので驚きました。珍しいものがいろいろとあるのです。それにしても、お抹茶を一服いただくと、ホッとして気持ちが落ち着きます。ありがとうございました。
次の日は華道のお稽古です。先生が「今日は投げ入れで活けていただくので、花器は壺を使ってください。」とおっしゃいます。花材は、ツルウメモドキ、ホトトギス、キクの3種類。ポイントはツルウメモドキをどう扱うかです。変わった枝振りの2本をどう扱うか考えあぐねていると、先生がアドバイスをくださいました。そのようにしてみようとしますが、剣山を使うわけではないので、くるっと回ってしまったりして、思ったような位置や形に固定するのは、ちょっとしたコツがいります。そのコツを使って活けると、思ったような形になってくれました。ひとつひとつの花材をどう使えば、その花材を最も活かせるのか、他の花材と協調して、色や形、線を美しく表すことができるのか、なかなかわからないものです。先生からいただくちょっとしたアドバイスで、イメージが全く変わってしまうことがあるので驚きです。そこが自分でわかるようになると良いのですが・・・
それぞれの特性を活かす。それぞれの個性を引き立てながら、全体としてより美しくなるように、どこにどの材料をどんなふうに使うのかセンスが問われるところです。それぞれの個が輝くことで、個の集まりとしての集団が全体として輝く、それぞれがお互いを活かし合う。そうなると活け花も美しくなります。まるでチームワークのようです。